豆を訪ねて~東ティモール その7~

山頂の農家さん探訪を終え、首都ディリへ。農家さんから買い取られたコーヒー豆が運び込まれるドライミル工場を見学しました。ここはスイスに拠点を持ち世界最大手のコーヒー生豆貿易を担うボルカフェが運営する工場です。(ちなみに日本のボルカフェ株式会社の前社長さんは徳島の方でした)輸出するための最終精製をするための設備が整えられています。

とにかくひろーーい!!!まだまだ道の整備もこれからの東ティモールの生い立ちにおいて、このような大きなドライミルが作られ稼働していることは、東ティモールのコーヒーが高品質であることの証拠。これからもっと世界中で愛されるコーヒーになるであろう有望さを感じました。この工場では、・脱穀(ドライミル・豆の外側の殻を取り除く)・シルバースキン(表面の薄皮)除去・風力選別(カスを吹き飛ばし重さを分ける)・スクリーン選別(大きさ)・さらに比重選別・異物選別(石などを取り除く・人力でやるところも多いです)、などの工程を経て麻袋に詰め込まれます。自社の農園で収穫した豆の乾燥作業も広大な敷地で広げられており、炎天下の中作業員のみなさんがトンボのような道具で豆をかき混ぜています。
(つづく)


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