豆を訪ねて~東ティモール その4~

フンダでのWSを終えて午後はまた少し離れたレヌマタへ。標高1470m、10世帯ほどの小さな集落。ちょうど収穫期で山に入り収穫を体験させていただきました。子供たちはビーサンでひょいひょいっと軽やかに木々の間を抜けて行ってしまうのに、かなりの急斜面でこちらは必死!区画はあまり整理されておらず自然栽培という感じなので、どこを通れば良いのか全て子供達に教えてもらいました。

収穫してきたチェリーを写真のように庭に広げて、お年寄りや乳飲み児を背負ったお母さんたちで選別、赤く熟したものだけを精製します。PWJはこの時点で完熟度を徹底して揃えているので、焙煎所に届いた生豆を見るたびに美しいなと感じていた理由はここにあるのか!と感動しました。果肉を外すパルパーも手作り、収穫のかごも全て手作り。(お皿はプラスティックだったけど)基本的にその土地にある材料で必要な道具が作れるということは、仕組みが分かっていて壊れても自分たちで直せる、何よりサスティナブルなところも美しかったです。
老若男女笑い声に満ちた集落で育ったコーヒーは美味しい訳です。大切にしなくては。(つづく)


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